FCS001-007 マネジメントレビュー規程
2015 年 5 月 18 日 制定 FCS001-007-3 改
マネジメントレビュー 規 程
起 案 日 | 審 議 メ ン バ ー |
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2016 年10月18日 | 主 査 :笹野 直樹(品証部)メンバー:矢口 尚之助(社長)澤岡 和仁(製造部品製造部)田渕 俊司(経理部) |
確 認 | 2016 年10月31日 | 笹野 直樹 |
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承 認 | 2016 年10月31日 | 矢口 尚之助 |
施 行 | 2016 年11月7日 |
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株式会社フジクラコンポーネンツ
1.目的
この規程は、当社のマネジメントシステムが引き続き適切で、妥当で、かつ有効であることを確実にするために、社長が行うマネジメントステムのレビューについて定める。
2.マネジメントステムのレビューの目的
社長によるレビューは(以降「マネジメントレビュー」という)、当社のマネジメントシステムが、社長方針、品質方針及び品質目標を達成するために有効に機能しているか、このシステムが引き続き妥当、適切、有効であるかを、関係者の報告及び資料により、社長が自ら判断するために行う。
レビュ-の項目については、付表1又は付表2に基づき行うことを基本とする。
3.マネジメントレビュ-の方法
- レビュー委員会の設置
①社長は品質管理責任者に指示し、レビュー委員会として品質保証委員会を設置し、メンバーの招集及び委員会を主催する。
②招集メンバーの基本構成は、全部門長及び必要に応じて、課長、グループ長等を招集するものとする。
- レビュ-の頻度
①レビューは2回/年(10月、4月)を原則とし実施する。
②ただし、顧客要求事項、適用される規制要求事項及びその他要求事項の変化等があり、社長或いは品質管理責任者が必要と判断したときは、随時品質保証委員会を開きレビュ-を行う。
- レビューの手順
①品質マニュアルのマネジメントレビュー項目に沿って品質保証委員会にてマネジメントシステムの有効性、妥当性、適切性、各部門の活動状況について確認する。
②レビューに当たって準備するインプット情報及び報告者を付表1又は表2に示す。
③レビューの段階で、マネジメントシステムの改善の機会並びに社長方針、品質方針及び品質目標を含むマネジメントシステムの変更の必要性を評価し、システムの変更が必要であると判断された場合、品質管理責任者は、FCS001-009「是正処置及び予防処置規程」の予防処置報告書を発行し、必要な処置を決定し実施する。詳細はFCS001-009「是正処置及び予防処置規程」による。
④品質管理責任者は、処置内容に対する判定及び社長のコメントを得る。さらに、4項に基づき処置の有効性を確認する。
⑤マネジメントシステムの変更或いは改善にあたっては、以下の文書についても確認し、必要により変更を行ない、周知徹底する。
社長方針、品質方針、品質目標(=品質保証活動計画書)各部門運営計画書品質マニュアル(品質マネジメントシステム図)関連規程・文書・記録類
(4)レビュ-の記録
①品質保証委員会でのマネジメントシステムのレビューの結果は、「マネジメントレビュー記録」
(様式例1、2を参考)に記録し、提出された資料と共に品質管理担当者が11年間保管・管理する。
②マネジメントレビュー記録には、マネジメントレビューのアウトプットとして下記について確認し、その概要を記載し、マネジメントレビューの結論とする。
a)改善の機会の要否b)マネージメントシステムのあらゆる変更の必要性の要否c)資源の必要性の要否
4.レビュ-結果の有効性の確認
- マネジメントシステムの改善或いは変更があった場合、その改善或いは変更の有効性を品質管理責任者が「予防処置報告書」により確認する。
その確認結果を「予防処置報告書」に記載し、品質保証委員会に報告する。
- 有効性に疑義が有る場合は、随時品質保証委員会を開催し、再度、改善或いは変更について審議し、決定する。
5.その他の委員会
- 専門委員会
社長は、品質保証委員会の下部組織として専門委員会を必要に応じ設ける事ができる。具体的事項は、個々の専門委員会で定める。
- 品証担当者連絡会
品質保証部長は、クレーム処理関連を中心とした品証担当者連絡会を主宰し、毎月1回、各部門内での品証活動状況の確認及び情報交換を行い、「全社水平展開が必要かどうか議論し、水平展開が必要と判断した場合、品証担当者が自部門に持ち帰り部門内で水平展開し、次回連絡会で実施内容を報告する。
また、会議の審議事項の一つとして、全社標準の読合せを行い、出席者の理解度を相互確認し、結果を社長及び各各部門長へ報告する。
関連規程:
FCS001-009(是正処置及び予防処置規程)
付表 1
マネジメントレビューの主な項目と
レビューに当たり準備するインプット情報例
レビュ-の項目及びインプット情報 | 報 告 者 | |
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1 | 前回マネジメントレビューの結果に対するフォローアップ | 各部門品質保証担当者 |
・前回議事録による宿題、及び「マネジメント指摘事項管理シート」の完了状況の確認 | ||
2 | プロセスの実施状況及び製品の適合性に対する審議 | 各部門品質保証担当者関連部門長 |
・ 品質保証活動計画書・部門運営計画書に対する上期実績と 次期の活動計画(10月) | ||
3 | 社内不適合に関する是正処置の状況 | 各部門品質保証担当者 |
・トラブル実績と分析結果 | ||
4 | 顧客からのフィードバック状況 | 各部門品質保証担当者関連部門長 |
・クレーム実績と分析結果 | ||
5 | 内部品質監査及び外部監査の結果 | 各部門品質保証担当者 |
・内部品質監査結果報告書 | ||
6 | 調達先の品質状況 | 各部門品質保証担当者調達部門長 |
・購入・外注品の品質実績(不良率、納期遵守率) | ||
7 | 是正処置・予防処置(3、4、5に関連) | 各部門品質保証担当者 |
・是正処置完了状況 | ||
8 | 品質マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更に対する提案又は報告など | 各部門品質保証担当者関連部門長 |
・品質マニュアル、関連標準等 | ||
9 | その他、改善への提案事項 | 関連部門長 |
付表 2
マネジメントレビューのインプット情報
(ISO9001:2015年版対応)
レビュ-の項目及びインプット情報 報 告 者
- (1) 前回までのマネージメントレビューの結果とった処置の状況 宿題担当者前回議事録、予報処置報告書による。
- (1) マネジメントシステムに関連する外部及び内部の課題の変化 各部門長
(2) マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性に関する情報
①顧客満足 各品質保証担当クレーム、顧客満足度 など 者
②社内外利害関係者からのフィードバック作業環境改善要望、製品価格改定要望、製品仕様変更要望、 各部門長改善提案 など
③プロセスのパフォーマンス、目標が満たされている程度
各部門長改善活動状況及び部門で設定した目標に対する達成度 など
④製品の適合 各品質保証担当社内製品不適合に関する実績及び是正処置状況 など 者
製造部門長
⑤不適合及び是正処置
各部門長社内トラブルに関する実績及び是正処置状況 など
⑥監視及び測定の結果
各部門長
③の客観的数値 など
⑦内部及び外部監査の結果 品質保証部門長又は各品質保証担当者
⑧調達先のパフォーマンス
品質保証部門長取引継続可否(取引先リスト)、不良率、納期順守率、
資材調達部門長外注先品質保証調査結果 など
- 資源の妥当性
各部門長
(1)(2)の結果に基づいた資源過不足の検証
- リスク及び機会への取組みの有効性
各部門長
(1)(2)の結果に基づいた取組み過不足の検証
- 改善の機会
各部門長
(1)(2)の結果に基づいた新たな改善機会有無の検証品質保証活動計画書、各部門運営計画書、その他関連資料に基づく。
FCS001-007-3(マネジメントレビュー規程)
様式例1 1/2
マネジメントレビュー記録 | 社長 | 品証長 | |
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1.日時: 年 月 日( ) ~ | |||
2.場所: | |||
3.出席者: | |||
4.マネジメントレビューの結果 | |||
項 目 | 評価 | 備 考 | |
① 内部品質監査の結果 | |||
② 外部審査による指摘事項 | |||
③ 顧客からの重大な苦情などのフィードバック | |||
④ 最近の顕著な社内不適合(製品、プロセス、システムを含む)事例 社内不適合実績と分析結果、予防処置テーマ | |||
⑤ プロセスの成果を含む実施状況及び製品の適合性 | |||
⑥ 是正処置および予防処置(①~④と関連) | |||
⑦ 以前のマネジメントレビューに基づく処置のフォローアップ 前回議事録による指摘事項フォロー | |||
⑧ 顧客要求の変化、ISO規格などの規格、関連する法規制などの変化 規格、法規制等の改正状況、及び社内への展開状況確認 | |||
⑨ 品質マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更 | |||
⑩ 調達先の品質状況 | |||
⑪ 改善のための提案 | |||
⑫ 作業標準の見直し(1回/2年)状況確認 台帳確認 | |||
5.マネジメントレビューの結論 | |||
項 目 | 改善の要否 | 備 考 | |
① 改善の機会の要否 | 要 否 | ||
② マネージメントシステムのあらゆる変更の必要性の要否 | 要 否 | ||
③資源の必要性の要否 | 要 否 | ||
6.その他 議事内容 |
※「改善要」の場合は次ページのアクション決定事項に記入
株式会社フジクラコンポーネンツ
FCS001-007-3(マネジメントレビュー規程) 2/2
年度( 月)品質保証委員会アクション決定事項 | |||||
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№ | 何をするか | 誰が | 何時までに | 実施結果 | 評価 |
1 | |||||
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株式会社フジクラコンポーネンツ
FCS001-007-3(マネジメントレビュー規程)様式例2
マネジメントレビュー記録 配付先)